「常に社長と呼び続けた人」との8年越しの再会、そしてゆうき総業へ──4業種を渡り歩いた工事部長の“仕事熱”が燃え続ける理由

パープル

written by ダシマス編集部

「ゆうき総業ではアルバイトとして働いていて、一旦離れて。訳あって8年越しに本業をしながら、またアルバイトとして戻りました。そこから2足の草鞋を履く生活を経て、正社員として入社したんです──。」

そう語るのは、工事部長の小野大介(おの だいすけ)さん。塗装会社、カラオケ会社、金融会社、広告会社と、4回の転職を経て、現場管理として業界に返り咲きました。

業界から離れている間も、結城社長のことを“社長”と呼び、長い時間を経て再びゆうき総業へ戻ろうと思えたわけとは?そして、「仕事が完全に人生の一部になっている」という小野さんの仕事に対する考えとは?

これまでのキャリアから今の仕事まで。小野さんが見てきた景色をたどりながら、その“熱源”に迫ります。

工場部部長・小野大介(おの だいすけ)さん

工場部部長・小野大介(おの だいすけ)さん

1982年山形県山形市生まれ。上山明新館高校卒業後、塗装職人として4年間従事。その後、第一興商で営業を経験し、この時期に現在の上司と出会う。わずか1ヶ月で転職し、金融業界で4年間接客や顧客管理を担当。会社解散後、(株)サイネックスで電話帳広告の営業を5年間経験。並行して週末はゆうき総業でアルバイトを続け、最終的に正社員として建設業界に戻り、現場管理として勤務。

信じ続けていた、結城社長の“あの日”の言葉

――小野さんはこれまで4回の転職を経て、ゆうき総業に入社されたと聞きました。これまでどんなキャリアを歩まれてきたのですか。

1つ上にいる兄が舗装業で働いていて、現場から返ってくる姿を見ていました。高校卒業後は「なんかいいな」くらいの気持ちで、同じ現場仕事の塗装会社に入社したんです。そこで約4年間職人としてやっていたわけなんですが、とにかく私は不器用で(笑)。毎日怒られるし、後輩には追い抜かれるし、「職人は向いていないのかもしれないな」と、カラオケ会社の第一興商の営業職に転職しました。

異業種への挑戦ではあったものの、アルバイト時代に接客業を経験していたこともあり、特に営業に対してギャップは感じなかったですね。ただ、カラオケ会社で約1ヶ月ほど勤めたタイミングで、転職していたときに内定をいただいていた金融会社の店長から「きてくれないか」とお電話をいただいて。

そして金融会社に転職して、約4年間、電話対応やお客様対応などの接客業に従事していました。ここでもたのしく働いていたものの、会社の解散を機に、新しい仕事を探すことになり……。広告会社で約5年間キャリアを積んだ後に、ゆうき総業へ入社しました。

――幅広い経験を積まれてきたんですね。ゆうき総業とは、カラオケ会社に勤められているタイミングで一度出会われていたとか。

実はそうなんです。カラオケ会社で働いていた時期に、隆典さん(常務取締役・渡邉 隆典)がアルバイトをしていた先に同僚と行く機会があって。そこで隆典さんと出会い、「元塗装職人だったら手伝いに来てくれない?」と言っていただいたのをきっかけに、週末だけゆうき総業でアルバイトを始めることに。

不器用ではありましたが、これまでの経験を活かせる場でしたし、何より和気藹々とした社内の雰囲気が心地良かったですね。金融会社へ転職した際に、ゆうき総業でのアルバイトは辞めることにはなりましたが、最後に結城社長が「なんかあったら、いつでも手伝いに来いな!」と言ってくださったのを今でも覚えています。

――そこから金融会社、広告会社を経て、8年越しに再びゆうき総業に戻られたのはどうしてですか。

広告会社時代に子どもが生まれまして、生活費のことを考えると副業できそうなアルバイトを探さないとな……と。そのときに真っ先に浮かんだのが、ゆうき総業でした。結城社長の「いつでもまた手伝い来いな」という言葉を、8年間ずっと心のどこかで信じ続けていたんだと思います。そこでいきなり結城社長の携帯に電話をしました(笑)。

「大介です。覚えてますか?なんでもします、またバイトで使ってもらえませんでしょうか」

「覚えてるよ、んじゃ、今週から来ていいよ」

そこから平日は広告会社で働き、週末はゆうき総業でアルバイトをする生活を2年間続けてきました。その後、広告会社も訳あって転職を考えるタイミングに差し掛かり、思い切ってゆうき総業へバイトから正社員として入社したんです。

これまでいろいろな会社で働いてきましたが、今思えば、どの時期でも結城社長のことをずっと“社長”って呼んでいたんですよね。離れていてもずっとゆうき総業とのつながりを心のどこかで感じていたというか……私から見た結城社長はそういった温度感を築いてくださる方で。実際に入社してからも決して社員を見捨てない、温かさと人情味をひしひし感じています。私にとっての“社長”はいつの時代も結城社長で、だから今も私はこうしてゆうき総業にいるんだなと感じています。

 

人数が増えるほどに、責任も大きくなり、喜びも大きくなる

――現在、工事部部長として担当されている業務について聞かせてください。

主に現場管理とスケジュール管理を担当しています。たとえば、現場を始める準備として、作業員の安全書類や施工計画、工程表などを作成して、始めから終わりまでの仮スケジュールを組みます。同時に、人件費や材料費などの労務費を計算した上で、利益予算を決めています。基本は複数のプロジェクトを掛け持ちしているので、これらの業務が重なって同時進行していくかたちですね。

――先日部長に昇格されたばかりだと伺いました(取材:2025年2月)。おめでとうございます!部長になって率直にいかがですか。

ありがとうございます。若手メンバーを含めて、人を見る範囲も責任も大きくなったと感じています。ただ、これまでもずっとアンテナを張って監督として現場全体を見てきたので、部長になったからといって業務内容が大きく変わったというわけではありません。

現場管理には金融会社で管理業務をしていた経験が活きていますし、仕事を受注しにいく際にも、これまで培ってきた営業スキルが発揮されているのかなと。正社員として入社してから今日まで新しく覚えることは山ほどありましたが、すべてのキャリアがつながっていると感じます。

管理とはいえ、今すべてのポジションに関わっている状態なので、「部長として」「管理として」ではなく、いちメンバーとして「ゆうき総業全体の仕事をしている」という感覚に近いです。

――管理も職人もどちらの立場も経験してきたからこそ感じている、今のやりがいや大変さについても教えてください。

どっちがいいとかはなくて、本当にそれぞれに違ったやりがいや大変さがあります。やはり管理は現場の代理人になるので、工事の段取りも、人も、資金面でも、いろいろな責任が伴います。業者の方々、社内にいる結城社長や上司、メンバーそれぞれの意見を反映しながら、最適なコミュニケーションと折衷案を模索するのには苦労します。

でも、そうやって関わる人の数が多いぶん、現場が完成した際の喜びは大きいです。各職人さんたちが集結して、1つの現場をみんなで1つの目標に向かって動かしていく。そこを終えたときに「みんなでがんばった」という達成感は、全体を管理する立場だからこそ味わえるものだと感じています。

 

仕事に行きたくない……の次元にいないのは、ゆうき総業だから

――ゆうき総業にはどんな人が多いですか?

みんな素直ですね。「人間性の面であの人とは仕事しにくい」みたいなことはないと思います。自分がやりたいということには積極的に挑戦できますし、いろいろな業種をポジションチェンジしながら学べる環境でもあるので、心理的安全性が高いからこそ、みんな技術の吸収が早いし、仕事への熱量も高い。仕事がしやすい職場です。

そして、ゆうき総業ではみんなが幅広い業種を経験している一方で、一つひとつに対するクオリティへの追求にも余念がありません。全員がプライドを持って仕事に取り組んでいるから、お客様からも技術力を評価していただけているのだと思います。

――たしかに、ゆうき総業のメンバーどなたにお話を伺っても、仕事への真摯な姿勢と仲の良さが伝わってきます。

職場の雰囲気がいいから、朝起きて「仕事に行きたくない」と思ったことがないんですよね。人生に仕事が馴染んでいる感覚なんです。

そして、もともと責任感が人一倍強いのも相まって、自分ではなく、他人のために動きたいというか。少しくらい苦しくても、みんなが困らないような段取り、立ちまわりをしたい、と。こう思えているのは、仕事自体が好きなのもありますし、とにかく「人」がいいゆうき総業で働けているからだなと。

――最後に、今後の目標について聞かせてください。

ゆうき総業を大きくしたい。そのためにできることは何でもやりたいと思っています。結城社長が描くビジョンを一緒に追っていきたいし、私も同じ景色を見ていきたいです。

今、私はたまたま工事部長で、現場管理の職だったというだけなんですよね。ゆうき総業だったら、どんな職種になったとしてもがんばれます。

働き方は人それぞれだと思いますが、私の場合は会社自体が好きで、だから目の前の仕事もプロフェッショナルにコミットしていける。職種が変わったとしても高いクオリティを担保できる。このベースをこれからも大切にしながら、これからも「ゆうき総業の仕事」に関わり続けたいと思います。

 

(取材執筆:おのまり・編集:大久保 崇

 

ゆうき総業株式会社について

ホームページ:https://yuukisougyou.com/

採用情報:https://yuukisougyou.hr-hackerplus.com/

 

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