「とにかく現場から学んだ」──理美容業界から住宅塗装の営業へ。40代で挑戦したゆうき総業
written by ダシマス編集部
山形県上山市を拠点に、主に塗装工事、左官・タイル工事、防水雨漏り工事(屋号は『雨ん防』)などを展開するゆうき総業。そこで営業部課長を務める大浦 広樹(おおうら ひろき)さんは、30年間キャリアを積んだ理美容業界を離れ、完全未経験でゆうき総業に入社しました。
とにかく現場から学び、前職の人とのコミュニケーションスキルを大事にしながらここまでやってきたという大浦さん。年齢のラベリングにとらわれない挑戦、未知なる業界で試行錯誤の日々——。営業として6年間働いてみて感じる、ゆうき総業の仕事のリアルをありのままに語っていただきました。
営業部課長 大浦 広樹(おおうら ひろき)さん
1973年山形県生まれ。理容専門学校卒業後、理容店で理容師免許を取得。その後10年で美容師免許も取得し、サロンワークとマネジメントを両立。45歳で理美容業界から転身し、ゆうき総業へ入社。BtoC営業として活動中。保有資格の雨漏り鑑定士を活かし、ビル・マンション・住宅等の雨漏り調査と修繕工事の提案を行う。「雨漏り調査からの修繕工事の提案を武器に絶賛稼動中です!」
前職時代の小さな“ご縁”がきっかけでゆうき総業へ
――大浦さんは異業種からゆうき総業にジョインされたと聞きました。これまでの経歴を教えてください。
ゆうき総業に入る前は約30年間、理美容業界で働いていました。前職はフランチャイズ経営だったので、最大32店舗の経営に関わっていた経験があります。店舗の運営管理からスタッフのシフト作成、販促、売り上げ管理などのマネジメントを担当していました。
周囲からは天職だね、なんてと言われることも多かったのですが、実は自分自身ではそう感じたことがあまりなくて。心機一転、何か新しいことを始めてみようと理美容業界から離れる決断をして、求人を探し始めました。
とはいえ、当時の私は45歳。年齢が足枷になり、転職できる職種の幅が狭かったのも事実です。そのなかでも比較的応募できそうな建設・建築業界を中心に検討していました。
――数ある建設・建築業界のなかで、ゆうき総業に入社を決めたきっかけはなんだったのでしょうか。
たまたま前職で内装工事を依頼した先がゆうき総業で。現場に来てくださった結城社長をはじめとする皆さんの仕事がとても丁寧だったんです。求人を見ているときにゆうき総業の募集が目に入り、「ここだ!」と。
面接も結城社長が担当してくださり、短い時間でも人柄やフィーリング、居心地の良さを感じて、ご縁もあって2018年に入社しました。
実際に入社してみると、「仕事は自分で見つけて自分でこなす」会社のスタンスが私にはバッチリ合っていて。指示を待つのではなく、自分自身をスケジューリングして仕事を進めていくのは、前職時代に培ったマネジメントスキルも活かされているのかもしれません。
――未経験からの工事の世界、正直大変なことも多かったのではなかったですか。
めちゃくちゃ大変でした(笑)。知識の面はもちろんなんですが、それ以上に年齢もあって体力的なきつさがありましたね。私が入社した当時はまだ研修のかたちが今ほどは整っていなかったので、とにかく現場から学んでいくスタイルで。防水工事の現場で1つ30〜40キロもある防水シートを担いで、ビルの上まで持っていくのを3ヶ月ほどやりました。
そこで現場の動きや一連の流れを知ったからこそ、今こうしてお客様にスムーズに提案ができるようになっているのかなと。
何より「職人さんじゃこんな大変な仕事を毎日コツコツ取り組んで、1つものをつくりあげているのか」と、職人目線から現場を見られたのは大きな学びでしたね。職人さんに依頼するにも、現場の環境や状況を把握しているか否かでその言葉ひとつ変わってくると思うんです。
例えば、コンビニや飲食店が近くにない現場だと休憩するのも車が必要になります。そういった状況を研修期間で理解したからこそ、「少し大変なんですけどなんとかお願いできませんか」と細部まで考えたうえで依頼できるようになりました。
「大浦さんにお願いしたい」と言ってもらえた時が営業としての一番の喜び
――今はゆうき総業でどのような業務に従事されていますか。
営業部課長として、住宅塗装を中心に営業を担当しています。基本的にゆうき総業はチラシやWeb、口コミを通じて興味を持ってくださったお客様からお問い合わせをいただく反響営業が中心です。そのお客様に対して、住宅やリフォームに関するお悩みをヒアリングし、最適な商品(施工)を提案させていただいています。
具体的には、お客様のご自宅へ訪問し、要件やご要望をヒアリング、面積を計測したり写真撮影をしたりと現場調査(以下、現調)を終えてから、ご提案内容や見積もりの作成に入ります。現場1件あたり1時間ほどかかるのですが、繁忙期だと午前に3件、午後に3件現調へ伺うこともありますね。
――営業をしていてどんな瞬間にやりがいを感じますか。
やはりお客様が望んでいることをヒアリングしたうえで、それに対して+αで提案したものに対して、お客様から「それいいね。じゃあ大浦さんにお願いするよ」と言っていただいたときですね。
施工の仕上げ部分は職人さんたちが仕上げてくださるので、そこにバトンをつなぐ前の営業が担当すべき部分。つまり、自分が持つ知識の中から最適な提案をして、お客様に喜んでいただき、契約に至る。さらには、私たちは塗装工事、左官・タイル工事、防水雨漏り工事など幅広く手がけているので、プロとしてお客様の課題に対してより多角的なアプローチができる。ここがゆうき総業の営業の醍醐味だと感じています。
同時に、受注数にはお客様からの信頼も表れているので、質を担保しながらそこをいかに伸ばしていくかが営業の難しさでもありますね。
――そんな営業をするうえで、大浦さんが一番大切にされていることはなんですか。
あまりかしこまりすぎないようにし、お客様との距離感は意識しています。営業とはいえ単に商品を売るのではなく、あくまでお客様の課題を解決するための“手段”が、私たちがご提案する商品なので。大前提として今のお困りごとをしっかりヒアリングする、そして信頼関係を築くコミュニケーションを取ることが大切です。
お客様によって性格も求めていることも異なりますが、理美容業界で培った人とのコミュニケーションスキルも活かしながら、安心感を持っていただける距離感でいることを心がけています。
自分で仕事をマネジメントしながら、やるときは本気でやり切る
――ゆうき総業にジョインされて6年。大浦さんの仕事の流儀をぜひ聞かせてください!
仕事は自分で見つけるもので、自分で決めてやることなので、特別なことがない限りスケジュールは絶対に崩さないようにしていますね。
私、毎朝会社に来るのが一番早いんですよ。一度外に出るとなかなか事務的な作業ができなくなるので、朝の時間に集中してパソコンを使った業務に取り組んでいます。
朝8時以降はお客様のもとに現調へ行き、特段の予定がなければ定時に帰るのがこだわりです。いくら忙しくても夜は帰宅して、朝早く出社して終わらせる。時間は限られているので、そのなかで集中力を高めて本気で取り組みます。メリハリをつけて働いていますね。
――実際に働かれてみて、ゆうき総業ではどんな人が活躍できると感じますか。
まずは、型にはまって動くのではなく、試行錯誤しながら自走できる人でしょうか。ゆうき総業には最低限のルールや共通認識はありますが、それさえ身につけていれば個人の行動や挑戦を応援してくれる環境があります。待っていても仕事は降っては来ないので、自分から仕事を見つけに行く精神がある人は働きやすいと思います。
次に、貪欲にスキルや知識を身につけられる人もフィットするのではないかなと。ゆうき総業には資格手当・取得支援制度があり、施工管理技士や防水技能士、塗装技能士などの資格取得の各種手当が豊富にあります。やってみたいことは何でもチャレンジさせてもらえるので、自分のスキルを磨いていきたい人や勉強したい人はいくらでも勉強できる場です。
――最後に、大浦さんのゆうき総業で叶えたい夢を教えてください。
社長の夢が今の私の夢でもあるので。外装工事から内装工事までトータルで対応する総合仕上げ工事のスペシャリストとして、業界のリーディングカンパニーになれるように、私も営業として爪痕を残していきたいです!チャレンジ精神旺盛な企業なので、いつか違う業態で理美容の事業なんかも展開できるとおもしろそうですよね。
ゆうき総業は本当にアットホームで、まだルールをみんなでつくりあげていく段階でもあるので、自走できる人にとっては裁量権が大きい職場です。もちろん未経験者であっても、入社後3ヶ月間は上司と新メンバー2人1組でしっかり同行して勉強するかたちになっているので安心してください。私のようにスキルの有無は関係なく、やる気がある人はぜひ挑戦してきてほしいです。
ゆうき総業株式会社について
ホームページ:https://yuukisougyou.com/
採用情報:https://yuukisougyou.hr-hackerplus.com/