「日々笑いながら仕事をしています」若手職人の谷本さんから見たゆうき総業とは
written by ダシマス編集部
山形県上山市に本社を構え、山形と福島を中心に塗装工事や防水左官など多能工体制で地域に貢献するゆうき総業株式会社(以下:ゆうき総業)。代表取締役社長の結城さんが20歳の頃に刷毛(はけ)一本で独立したことから始まり、2023年で創業23年を迎えました。
結城さん曰く、今のゆうき総業はこれまで築き上げてきた知識や技術を若手に継承するフェーズだと話します。そこで今回は、そんな同社で働く若手の谷本悠平(たにもとゆうへい)さんに取材。若手目線から見た職場の雰囲気、そして谷本さんの今後の目標などをお話していただきました。
谷本 悠平(たにもと ゆうへい)さん
1994年山形県生まれ。山形の高校卒業後、宮城県で塗装会社に入社。約2年間修行したのち、防水・注入業の会社に転職。自分の力が発揮できる仕事だと思い必死に仕事を覚え、結婚と第一子の誕生を機に地元山形に戻る。防水・注入工等多能工で活躍している事を知り今まで養ってきたことを発揮できると思いゆうき総業の門をたたく。現在は工事部の一員として、県内外問わず飛び回り、工事部のエースを目指し日々奮闘中。工事部内ではムードメーカー的存在。
取材・執筆:大久保 崇
『ダシマス』ディレクター。2020年10月フリーランスのライターとして独立。2023年1月に法人化し合同会社たかしおを設立。“社会を変えうる事業を加速させ、世の中に貢献する”をミッションとし、採用広報やサービス導入事例など、企業の記事コンテンツの制作を支援する。猫ファーストな人生。歩くこと、食べることが好き。
人になめられない仕事をする。疲れても絶対に自分に負けない
――谷本さんの担当されている仕事を教えてください。
現場に出て作業員として活動しています。主には防水を担当していますが、塗装から左官までなんでも対応できます。
――昔からずっとこの仕事をされていたのでしょうか。
はい。19歳からこの業界で仕事をしています。
何の仕事をしたいかと考えたときに、自分が何が得意で、何が好きかをよく考えました。僕は昔から身体を動かすことが好きで、ひとつの場所に留まるのが落ち着かない子だったなと。それで、いろんな所に移動して景色が変わる現場の仕事を選びました。
――なぜゆうき総業に転職されたのでしょうか。
大きなきっかけは、結婚して子どもを授かったことです。実家のある地元の山形に戻って地に足をつけて仕事をしようと考えました。その時にゆうき総業を選んだ理由は、前職の時に現場で一緒になったことがあって、その時に楽しそうな会社だという印象を持っていたからです。
――この仕事のやりがい、楽しさはどんなところにありますか。
楽しさはやっぱり、いろんな場所で仕事ができること。あとは仕上がりが見られることです。作業を終えて足場を解体したときに綺麗になった姿を見ると、本当に別物のように生まれ変わっていて、その代わり映えを見るとやりがいを感じます。
綺麗に仕上がった建物を見るとお客様も喜んでくれます。例えば住宅だと、住んでいるおじいちゃんやおばあちゃんに、大根をもらったこともあります。「もってけもってけって」って(笑)。そんなふうに喜んでもらえると、きちんと仕事ができたと思えるので嬉しいですね。
――仕事をするうえでこだわっていることはありますか。
身体を動かす仕事なので、疲れてくると集中力や作業のスピードも落ちてくるのですが、そういう時に絶対自分に負けたくないと思っています。パフォーマンスが落ちている自分は嫌いだし、昔から他人になめられたくないという気持ちが強いので。
――ホームページの自己紹介にも書いていましたね。なめられたくないという気持ちを抱くようになった理由は何でしょうか。
この業界で仕事を始めたころに出会った厳しい親方の影響です。その人の考え方が自分にも根付いています。その親方は、「同業者が見て仕上がりに文句のつけようがないようにしろ」と言っていました。その気持ちを受け継いでいるからだと思います。
――谷本さんの今後の目標は何でしょうか。
所属している工事部で現場管理者になることです。自分が管理者となって現場をまわす。現場監督のような存在になりたいと思っています。
そのためには、塗装だけでなく防水、左官、設備など幅広い知識をもっておかなくてはいけません。現場を経験していることは管理者になるうえで大きな強みになります。自分が経験しているからこそ作業内容はよくわかるので。
なかには現場を経験せず最初から管理者になる人もいますが、やっぱり現場を知らないと厳しいと思います。今の仕事は、将来、管理者になることを目指して頑張っています。
和気藹々と楽しく働きつつ、仕上げには一切妥協しない
――谷本さんから見て、ゆうき総業はどんな会社でしょうか。
まず若い人が多いです。前職では一緒に働くのは基本親方のみで、現場で出会う人も30歳後半から40歳後半の人ばかりでした。20代の人と働いたことがなくて。でもゆうき総業は10代後半から20歳くらいの人が多くて、働き始めた時は新鮮でしたね。
あと、もしかするとこの業界の現場に対して、怖いというイメージを抱いている人がいらっしゃるかもしれないのですが、ここは全くそんなことありません。みんな仲が良くて、お互いに誕生日プレゼントを渡すこともあって。こんなことが現場職でもあるんだって最初はびっくりしました。日々笑いながら仕事をしています。
――それほど仲が良いのは何故なのでしょうか。
社長がそういう人だからなのかなと思います。社長をはじめ、ベテランの人達もみんな和気藹々としているので、そういった良い雰囲気がつくられている気がします。僕が入社した時も思ったのですが、社長は想像していたよりもずっと話しやすい人です。
――他にはどんな人達が会社にいらっしゃいますか。
50歳とは思えないくらい元気な人から20歳らしいフレッシュな人までさまざまです。僕以上にストイックな人もいれば、技術ではまったく叶わないと思う人もいて。尊敬できる人が多いですね。
――ゆうき総業の強みはどんなところにあると思いますか。
仕上がりに対するチェックがかなり厳しいことです。お客さまの家を塗装して、明け渡す前に必ず自社で検査します。お客さまが見てお客さまがOKだったらOKにするのではなく、自社からその施工に関わっていない人間が検査する日を設けているんです。
作業した本人によるチェックでは見落としてしまうものでも、別に仕上がりだけを確認する役割の人をおくことで漏れなくチェックできます。こうした体制はゆうき総業ならではだと思います。その後のアフターもしっかりしているのもいいところだと感じています。
若手を育成する環境は十分にある。あとはやる気だけ
――谷本さんが一緒に現場で働きたい人はどんな人ですか。
やっぱりやる気がある人、エネルギッシュな人がいいですね。そういう人と一緒に仕事をしていると楽しくなるので。
――谷本さんたちがされているお仕事は専門的な技術が必要なお仕事かと思います。未経験や他業種からの転職は大変でしょうか。
確かに経験している人よりは大変かもしれないのですが、未経験でもやる気があれば大丈夫だと思います。特にゆうき総業は、年に何度か職業訓練みたいな日を一日つくって、技能士の資格を持っている人に講習をしてもらうことがあります。塗装だったら塗装のプロが講習を開いてくれて、技術譲渡会みたいな形で指導をしてくれる日もあるんです。全く初めてだったとしても、本人の気持ちさえあればきっと覚えられると思います。
――会社の受け入れ体制は整っているので、とにかくやる気があれば大歓迎ということですね。お休みなどはしっかり取れているのでしょうか。
第2、第4土曜日は基本休みになっています。この業界で土曜日が休みというのは正直珍しいかもしれません。少なくとも僕は今までの現場で土曜日が休みだったということがなかったので、「とても働きやすいな」と思いながら仕事をしています。
――ありがとうございました。最後にこの記事を読まれる人達にメッセージをお願いします。
現場職にしかない楽しみが絶対にあります。
例えば、些細なことかもしれませんが、いろんな場所に行けるといろんなラーメン屋さんにも行けます。一カ所に留まらないのは現場職ならではの楽しみなので、そういう働き方をしてみたい人はぜひ。ちなみに僕はラーメンが大好きなので、一緒に働いてくれる人には美味しいラーメン屋さんに連れていくって約束します(笑)。
ゆうき総業に興味を持っていただけたら、気軽に連絡してみてください!
ゆうき総業について
・ホームページ:https://yuukisougyou.com/
・採用情報:https://hr-hacker.com/yuukisougyou/job-offers